宮城県特産の廃棄物
蛎殻の山が沿岸に大量に放置されています
専務理事 高橋 晃
< 乾式での酸性排ガスと蛎殻の反応実験 >
宮城県では毎年5万トンの蛎殻が浜に野積みにされます。
どうやって処理処分しようか皆頭を痛めています。主成分はアルカリの炭酸カルシウムです。
フロンを分解すると発生する酸性ガスと中和処理しようかと実験しています。
現在、湿式法でも乾式法でも 99.99 %以上の中和反応率です。
1997年5月18日、凝縮−雨だれ法でも 99 %以上の中和反応率を得ました。
蛎殻の優れている点は、燃焼排ガスの二酸化炭素と反応しないところです。
つまり、アルカリ剤使用量が少なくて済み処理コストを低くできます。又、排水処理も不要となります。
反応してできる物質は、塩化カルシウムとフッ化カルシウムです。塩化カルシウムは融雪剤や冷却液に再利用でき、
フッ化カルシウムは蛍石ですから製鉄の原料として再利用できます。廃棄物を処理して新たな廃棄物や公害を発生させない。
これが、私たちネプロの基本的な考え方です。
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